「毎月の電気代が高すぎる」「夏のエアコン代が怖い」「暖房費を少しでも抑えたい」
2026年4月から政府の電気代補助金が終了し、再生可能エネルギー発電促進賦課金も値上げされたことで、電気代が実質的に上がっています。これから迎える夏のエアコンシーズンに向けて、電気代への不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、暖房も冷房も含めた年間の電気代を節約するための実践的なテクニックをまとめました。
2026年の電気代はなぜ高い?
補助金の終了
2026年1月〜3月に実施されていた政府の「電気・ガス料金支援」が3月で終了しました。補助金があった時期と比べると、一般的な家庭で月に数百円〜千円以上の負担増になっています。
再エネ賦課金の値上げ
2026年度の再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)が値上がりしており、これも電気代を押し上げる要因になっています。
今後の見通し
2026年夏にも政府の補助金が再開される可能性はありますが、確定していません。補助金に頼らず自分でできる節約対策を知っておくことが大切です。
エアコンの電気代を節約する基本テクニック
エアコンは家庭の消費電力の約30%を占める最大の電力消費家電です。ここを節約するのが最も効果的です。
設定温度を見直す
環境省の推奨は、冷房は28℃、暖房は20℃です。設定温度を1℃変えるだけで、冷房は約13%、暖房は約10%の節電になるといわれています。
ただし、熱中症のリスクがあるので、冷房を我慢しすぎるのは危険です。設定温度を少し高めにしつつ、他の方法で体感温度を下げる工夫をしましょう。
フィルターを2週間に1回掃除する
フィルターにホコリがたまると、冷暖房効率が大幅に下がります。フィルター掃除だけで約5〜10%の節電効果があるとされています。2週間に1回の掃除を習慣にしましょう。
サーキュレーターを併用する
エアコンの電気代を約20%節約できるといわれているのが、サーキュレーターとの併用です。サーキュレーター自体の電気代は1時間約1円程度なので、コスト以上の節約効果があります。
冬は天井にたまった暖気を循環させ、夏は冷気を部屋全体に広げることで、エアコンの設定温度を控えめにしても快適に過ごせます。
つけっぱなしの方がお得な場合もある
エアコンは起動時に最も電力を消費します。30分〜1時間程度の外出なら、電源を切らずにつけっぱなしにした方が電気代が安くなることがあります。
ただし、2時間以上の外出ならオフにした方が節約になります。タイマー機能を活用して、帰宅時間に合わせてオンにする使い方がおすすめです。
夏の冷房を節約するテクニック
窓からの熱を遮断する
夏の室温上昇の大きな原因は窓からの日差しです。遮光カーテンやすだれ、日よけタープを使って日差しをカットするだけで、エアコンの負担を大幅に減らせます。
窓に断熱フィルムを貼るのも効果的です。ホームセンターで手に入る断熱シートを窓に貼るだけの手軽な方法もあります。
扇風機を併用して体感温度を下げる
エアコンの設定温度を28℃にして扇風機の風を体に当てると、体感温度は2〜3℃下がります。エアコンの設定温度を無理に下げるよりも、扇風機との併用の方が電気代を抑えながら快適に過ごせます。
室外機の周りを整える
室外機が直射日光に当たっていたり、周りに物が置かれて空気の流れが悪くなっていると、冷房効率が下がります。室外機に日よけを設置したり、周りの障害物を取り除いたりするだけで冷房効率がアップします。
冬の暖房を節約するテクニック
暖房器具を使い分ける
リビング全体を暖める場合はエアコンや石油ファンヒーター、足元だけ暖めたい場合はパネルヒーターやリフレクトヒーターという使い分けをすることで、無駄な電力消費を抑えられます。
エアコンの設定温度を1〜2℃下げて、足元だけパネルヒーターで暖めれば、快適さを維持しながら電気代を節約できます。
加湿器で体感温度を上げる
湿度が上がると体感温度も上がります。加湿器で室内の湿度を40〜60%に保てば、暖房の設定温度を1〜2℃下げても暖かく感じられます。
窓の断熱対策をする
冬の室内の熱は約50%が窓から逃げていくといわれています。断熱カーテン、窓用断熱シート、すき間テープなどを活用して、窓からの熱損失を防ぎましょう。
カーテンの丈を床まで届くようにするだけでも断熱効果が上がります。
エアコン以外の家電も見直そう
照明をLEDに替える
まだ白熱電球を使っている場所があれば、LED電球に替えるだけで電気代が大幅に下がります。LEDは白熱電球の約85%も消費電力が少なく、寿命も長いので長期的にお得です。
待機電力をカットする
使っていない家電のプラグを抜いたり、電源タップのスイッチをオフにするだけで、年間で数千円の節約になります。待機電力は家庭全体の電力消費の約5%を占めているといわれています。
冷蔵庫の設定温度を見直す
冷蔵庫は24時間稼働しているため、設定温度を「強」から「中」に変えるだけで年間の電気代に差が出ます。ドアの開閉を素早くする、食品を詰めすぎないなどの工夫も有効です。
暖房器具別の電気代比較
暖房器具によって電気代は大きく異なります。1時間あたりのおおよその目安を知っておくと、使い分けの参考になります。
エアコン(暖房) — 約3〜30円。外気温や設定温度で大きく変動しますが、効率的に使えば最も安くなることが多いです。
石油ファンヒーター — 電気代は約1〜2円と少ないですが、灯油代が別途かかります。灯油代を含めると1時間あたり約10〜30円程度です。
セラミックファンヒーター — 約18〜37円。長時間の使用には向きませんが、短時間のスポット暖房には便利です。
パネルヒーター — 約5〜37円。消費電力の低いモデルなら長時間使用でも経済的です。
リフレクトヒーター — 約3円(100W運転時)。足元のスポット暖房なら最も経済的です。
オイルヒーター — 約18〜46円。電気代は高めですが、空気が乾燥しにくく静かなのがメリットです。
年間で考える賢い電気代節約プラン
電気代の節約は、季節ごとに対策を変えるのがポイントです。
春(3〜5月) — 暖房を使わなくて済む日は窓を開けて自然の風を活用。エアコンのフィルター掃除をして、夏に備えましょう。
夏(6〜9月) — 遮光カーテンと扇風機を活用して、エアコンの設定温度を控えめに。室外機の日よけも忘れずに。
秋(10〜11月) — 暖房に頼らず、重ね着で温度調節。窓の断熱対策を早めに済ませておきましょう。
冬(12〜2月) — エアコンとサーキュレーターの併用、加湿器で体感温度アップ。足元暖房を活用して設定温度を抑えましょう。
まとめ
電気代の節約は、大きな買い物をしなくても、日々のちょっとした工夫で実現できます。エアコンのフィルター掃除やサーキュレーターの併用、窓の断熱対策など、今日からすぐに始められることばかりです。
2026年は電気代の補助金終了で負担が増える年ですが、暖房も冷房も賢く使い分けて、快適さを保ちながら電気代を抑えていきましょう。

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