
賃貸に住んでるんですけど、私、暑さには強くてエアコンをギリギリまでつけない人なんです。しかも万年部屋干し派。そしたら梅雨に、服も家具もカビだらけになってしまいました…。

それはつらい体験でしたね…。実は賃貸のお部屋はカビが発生しやすい条件が揃っていることが多いんです。でも、原因がわかれば対策はできますよ!
「梅雨になると部屋がジメジメする」「クローゼットの服にカビが生えた」「家具の裏に黒いカビが…」「賃貸だからどこまで対策していいかわからない」
これは私の実体験です。暑さに強いからとエアコンをつけずに過ごし、洗濯物は毎日部屋干し。そんな生活を続けていた梅雨のある日、クローゼットを開けたら大切にしていた服にカビが生えていました。
慌てて部屋を見回すと、家具の裏側にも黒いカビが…。結局、服はクリーニングに出し、カビた家具は全部買い替えることに。精神的にも金銭的にも大きなダメージでした。
その経験から湿気対策を徹底的に調べて、除湿機や除湿剤を導入。今ではカビの悩みから解放されています。
この記事では、私の失敗談をもとに、賃貸暮らしの湿気・カビ対策と、意外と知らない賃貸の設備補償の話をお伝えします。
賃貸はなぜカビが生えやすいのか
賃貸のお部屋は、実はカビが発生しやすい条件が揃っていることが多いです。
気密性が高い
最近の賃貸マンション・アパートは気密性が高く、外気が入りにくい構造になっています。断熱性が高いのは冬には嬉しいですが、湿気が室内にこもりやすいというデメリットもあります。
換気が不十分になりやすい
賃貸では窓の数や位置が限られていることが多く、風通しが良くないお部屋も珍しくありません。特にワンルームや1Kの場合、窓が1ヶ所しかなくて効果的な換気ができないことも。
北向きの部屋は日当たりが悪い
北向きのお部屋は日差しが入りにくく、湿気がたまりやすいです。日光には殺菌効果もあるため、日当たりの悪い部屋はカビが繁殖しやすい環境になります。
部屋干しが多い
賃貸ではベランダが狭かったり、そもそもベランダがなかったり、防犯上の理由で外干しを避ける方も多いです。部屋干しをすると、洗濯物から大量の水分が室内に放出されます。
洗濯物1回分の水分量は約1.5〜2リットルと言われています。毎日部屋干しをすれば、毎日2リットル近い水を部屋にまいているのと同じこと。これがカビの最大の原因のひとつです。

毎日2リットルの水を部屋にまいてるなんて…。しかも私、エアコンつけないから換気も不十分だったんですよね。

部屋干し+エアコンなし+換気不足は、カビにとって最高の環境なんです。でも原因がはっきりしたから、対策もしやすいですよ。
カビが生えやすい場所チェックリスト
以下の場所は特にカビが発生しやすいです。定期的にチェックする習慣をつけましょう。
クローゼット・押入れ
扉を閉め切っていると空気が循環せず、湿気がこもります。特に奥の方や、壁に接している衣類は要注意。私の場合も、クローゼットの奥に入れていた服から先にカビが生えました。
家具の裏側
タンスやベッドなど、壁にぴったりくっつけて置いている家具の裏は、空気が流れず結露が溜まりやすい場所です。壁との間に5〜10cmの隙間を空けるだけでも、空気が通ってカビの予防になります。
窓まわり・サッシ
冬の結露が放置されると、窓枠やサッシに黒カビが繁殖します。結露は毎朝拭き取る習慣をつけましょう。
浴室・脱衣所
水回りはカビの温床。浴室は使用後に換気扇を回すか、窓を開けて湿気を逃がしましょう。入浴後にシャワーで浴室全体に冷水をかけると、温度が下がってカビが繁殖しにくくなります。
エアコン内部
エアコンの内部は結露が発生しやすく、カビが繁殖しやすい場所です。久しぶりにエアコンをつけたときにカビ臭い風が出てきたら、内部にカビが発生しているサインです。
靴箱
汗を吸った靴が密閉された靴箱の中に入っていると、湿気が充満してカビが生えやすくなります。
今日からできるカビ対策7つ
①除湿機を導入する
私がカビ被害を経験してまず導入したのが除湿機です。部屋干しの洗濯物も、除湿機があれば格段に乾きやすくなりますし、部屋の湿度を適切に管理できるようになります。
除湿機を使い始めてからは、あの梅雨のカビ被害が嘘のように改善しました。部屋干し派には必須のアイテムだと実感しています。
除湿機の選び方については「除湿機の選び方完全ガイド」で、電気代については「除湿機の電気代はいくら?」で詳しく解説しています。
②部屋干しは除湿機+サーキュレーターで
部屋干しをするなら、除湿機だけでなくサーキュレーターを併用すると乾燥時間が大幅に短縮されます。洗濯物が早く乾けば、室内に放出される水分も減らせます。
部屋干しのコツについては「梅雨の部屋干し乾燥術」で詳しく紹介しています。
③エアコンの除湿(ドライ)機能を使う
暑さに強くてエアコンをつけたくない気持ちはわかりますが、梅雨時期は「冷房」ではなく「ドライ(除湿)」モードを使いましょう。室温をあまり下げずに湿度だけを下げてくれるので、寒くなりにくいです。
エアコンの冷房とドライの違いについては「エアコンの冷房・暖房・ドライの違い」の記事で解説しています。
④クローゼットは定期的に開ける
クローゼットや押入れの扉を、1日に数時間開けておくだけで空気が入れ替わります。除湿機をかけるときにクローゼットの扉を開けておくと、中の湿気も一緒に除湿できて効果的です。
市販の除湿剤(水とりぞうさんなど)をクローゼットの中に置いておくのも手軽な対策です。
私はあのカビ被害の一件から、除湿剤を大量に取り入れています。
⑤家具は壁から5〜10cm離す
家具を壁にぴったりつけず、5〜10cmの隙間を空けるだけで空気が通り、カビの予防になります。特に外壁に面している壁側の家具は、結露の影響を受けやすいので要注意です。
⑥窓を開けて換気する
天気の良い日は窓を開けて換気しましょう。できれば2ヶ所の窓を開けて風の通り道を作ると効果的です。窓が1ヶ所しかない場合は、窓を開けた状態で換気扇を回すと空気が流れやすくなります。
ただし、雨の日に窓を開けると逆に湿気が入ってくるので、雨の日はエアコンのドライ機能か除湿機で対応しましょう。
⑦浴室の換気扇は24時間回す
浴室の換気扇は電気代が月100〜300円程度と非常に安いです。24時間回しっぱなしにしておくことで、浴室だけでなく家全体の湿気を逃がす効果があります。

除湿機や除湿剤を買ってからは、いまのところ、カビは目にしていません。もっと早く買えばよかった…。あの家具の買い替え代を考えたら、除湿機の方がずっと安かったのに。

カビ被害の「修復費用」を考えると、除湿機や除湿剤は最高の先行投資ですよね。クリーニング代、家具の買い替え代、壁紙の修復費…。全部合わせたら除湿機何台分にもなりますから。
カビが生えてしまったらどうする?
服にカビが生えた場合
白カビ(白い粉状のカビ)なら、アルコールスプレーで拭き取った後、洗濯すれば落ちることが多いです。黒カビ(黒い点状のカビ)は繊維に根を張っているため、家庭での完全除去は難しいです。
大切な衣類にカビが生えた場合は、カビ取り対応のクリーニング店に相談するのが確実です。通常のクリーニングでは落ちないことが多いので、「カビ取り」に対応しているか事前に確認しましょう。
家具にカビが生えた場合
表面だけのカビなら、アルコールスプレーで拭き取れます。ただし、木材の内部まで侵食している場合は完全に除去することが難しく、再発する可能性が高いです。
カビが広範囲に広がってしまった家具は、残念ですが買い替えた方が衛生的です。
壁紙にカビが生えた場合
賃貸の壁紙にカビが生えた場合は要注意。退去時に原状回復費用を請求される可能性があります。壁紙のカビは、市販のカビ取りスプレーで早めに対処しましょう。ただし、壁紙の素材によっては変色することもあるので、目立たない場所で試してからにしてください。
広範囲にカビが広がってしまった場合は、管理会社に連絡して相談しましょう。建物の構造上の問題(換気不足、断熱不良)が原因の場合は、大家さん側の負担で対応してもらえることもあります。
賃貸の設備補償、知っておきたいルール
賃貸暮らしで意外と知らないのが、「壊れたとき誰が払うの?」という問題です。
大家さん(貸主)が負担するもの
契約書に「設備」として記載されているものは、大家さんに修理・交換の義務があります。
一般的に大家さん負担のもの:
- 入居時から設置されていたエアコンの修理・交換
- 給湯器の修理・交換
- 備え付けのガスコンロ
- 水道の蛇口、トイレ、配管の修理
- インターフォンの故障
入居者(借主)が負担するもの
消耗品や日常のメンテナンスは入居者の負担です。
一般的に入居者負担のもの:
- 電球・蛍光灯の交換
- 自分で持ち込んだ家電の修理
- エアコンのフィルター掃除などの日常メンテナンス
- 排水口の詰まり(日常使用による)
- 故意・過失で壊したものの修理費
「設備」と「残置物」の違いに注意
入居時から部屋にあるエアコンでも、契約書に「残置物」と記載されている場合は、大家さんに修理義務がありません。
残置物とは、前の入居者が置いていったもので、「使ってもいいけど壊れても直しませんよ」というもの。壊れたら自費で修理するか、自分で撤去して新しいものを購入する必要があります。
入居前に契約書を確認して、お部屋のエアコンや備え付け家電が「設備」なのか「残置物」なのかを把握しておきましょう。
カビによる損傷は誰の負担?
退去時のカビによる壁紙の損傷について、負担がどちらになるかは原因によって変わります。
入居者の負担になるケース:
- 換気や掃除を怠ったことが原因のカビ
- 結露を放置して壁紙が損傷した場合
- 部屋干しを続けて湿度管理をしなかった場合
大家さんの負担になるケース:
- 建物の構造上の問題(断熱不良、換気設備の不備)が原因の場合
- 配管からの水漏れが原因のカビ
判断が難しいケースも多いので、カビが発生した時点で写真を撮っておき、管理会社に報告しておくことをおすすめします。退去時のトラブル防止になります。

エアコンが「設備」か「残置物」かなんて、考えたこともなかったです。契約書を確認しなきゃ。

引っ越しのときに契約書を読み流してしまいがちですが、設備と残置物の区別は大事ですよ。入居中でも契約書は確認できるので、一度見直しておくと安心です。
まとめ
賃貸暮らしはカビが発生しやすい条件が揃いがち。特に部屋干し派でエアコンを使わない生活スタイルだと、梅雨にカビ被害が出やすくなります。
私自身、服にカビが生えてクリーニング代がかかり、家具は買い替えるはめに。除湿機や除湿剤を導入していれば防げた被害だったのではないかと思っています。
ちなみに、

私がカビ被害をきっかけに購入したのは、操作方法もシンプルな山善の衣類乾燥除湿機です。
部屋干し派の私にとっては、これがなかった頃にはもう戻れません。
除湿機の選び方やタイプ別の違いについては「除湿機の選び方完全ガイド」で詳しく解説しています。
今日からできる対策は、除湿機や除湿剤の導入、部屋干しにサーキュレーター併用、クローゼットを定期的に開ける、家具を壁から離す、浴室の換気扇を24時間回す。どれもすぐに始められることばかりです。
また、賃貸の設備補償のルールも知っておきましょう。エアコンが「設備」か「残置物」かで、壊れたときの負担が変わります。カビが発生したら、写真を撮って管理会社に報告しておくと、退去時のトラブル防止になります。
カビ被害の修復費用を考えたら、除湿機や除湿剤は最高の先行投資。大切な服や家具を守るために、梅雨が来る前に湿気対策を始めましょう。
※本記事は一般的な情報をもとに作成したものです。賃貸の設備補償や退去時の費用負担は、契約内容や管理会社によって異なります。具体的なケースについては、お住まいの管理会社や不動産会社にご確認ください。

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